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【書評】生き延びるために株を買え

著者:朝倉 慶、武者陵司
初版:2026/2/28

最近はYouTubeでも注目されている朝倉さんと武者さんが、今後の経済について議論を繰り広げています。
一つのテーマに対して互いに意見を交わしながら、どの見解が一致しているか/一致していないか紐解いていく対談形式の本です。

目次

要約

この本を一言で言うと
「生き延びるためには株を買うしかない」
という本です。

立場と意見が異なる2人ですが、「これから株価は上昇していく」という結論は一致しています。

︎総合評価

合計23点 A評価

やさしさ   ★★★★☆ 4
短さ     ★★★☆☆ 3
面白さ    ★★★★★ 5
実践しやすさ ★★★☆☆ 3
黒字力    ★★★☆☆ 3
刺さり度   ★★★★★ 5

・やさしさ
知識量も経験値も多い2人が、複雑な話を分かり易く説明してくれています。
説明能力の高さ・読者への気遣いは流石だと思いました。

・短さ
全271ページあり、対談本としては長いと思います。
知識量も経験値も多い2人なので、会話の引き出しはとても多いです。
これでも語り尽くせなかったのだろうと、読んでいて感じました。

・面白さ
レベルの高い2人の議論は、読んでいてとても面白かったです。
2人とも70歳を超えているため、過去の出来事を実際に経験しているおり、考察が深いです。
貴重な対談本だと思いました。

・実践しやすさ
この本のメッセージはタイトルの通りで、
「生き延びるためには株を買え」と言う事です。
特に日本株を推奨しています。
(日経とTOPIXのどちらでも良いと書かれており、具体的な銘柄名は挙げられていません。)

・黒字力
今後の日本が本書に書かれている通りになれば、今のうちに株を買う事で、数値上のお金は増えると思います。
ですが、「資産を守る事が出来る」という話で、「得をする」と言う話ではありません。
もしかしたら、この本に影響されて株を買い、本格的なインフレ社会に突入した時に助かる人が出てくるかもしれません。
もしそうなれば、この本はとても役立ったと言えると思います。

・刺さり度
本を読む中で、2人の人間性の良さを感じました。
明確な自分のポジションを持ちつつも、相手の話は最後まで聞き、良い塩梅で肯定も否定もしています。
このバランス感覚はすごいなと思いました。
本の内容は面白いのですが、これからの日本経済に対して不安が残る本でもあり、色々と考えさせられました。

︎ こんな人におすすめ

・日本株の今後を知りたい人
・朝倉さん武者さんのファン
・会話形式の本が好きな人

学びメモ

・今はこれまでの経済学の理論が通じない
昔:株価 → 経済
今:経済 → 株価
これまでは、経済が成長する事で株価が上昇した。
今は、株価が上がる事で経済が良くなるという逆転現象が起きている。

・現金の価値は暴落する
量的金融緩和(お金刷り)は、リーマンショックの時に経済を復活させる効果がある事が証明された。
その経験が残っているため、お金を刷る事を止められない。
お金を刷れば、現金の数量が増えるため、現金の価値は当然下がる。

・株価は上がる
日本国民は合計で約1100兆円の現預金を持っており、これからその現預金の価値は減っていく。
そして、価値の減少を防ぐ逃げ場の一つとして株がある。
つまり、「株を買いたいから買う」と言うよりは「株を買うしかなくなる」。
株価は買われる事で上がるので、これから株価は上がっていく。

︎実践メモ

私は日本株をいくつか保有しており、TOPIXも積立投資を続けていますが、今後も継続して持ち続けようと思いました。

︎最後に

私はYouTubeで2人を知っていましたが、読んでいて2人は以下の違いがあります。

朝倉さんは激情型で、武者さんは冷静型。
朝倉さんは悲観的で、武者さんは楽観的。
朝倉さんは「仕組み的にこうなるよ」で、武者さんは「良くするためにはこうするべきだ」。

そして、これほど違う二人が同じ結論を出しているという事は、これから本当に株価は上がるのかもしれません。

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