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【書評】敗者のゲーム

著者:チャールズ・エリス
初版:1985年 (原著第8版 2022/1/5)

40年間も世界中で読み継がれてきている名著になります。

目次

要約

この本を一言で言うと
「インデックスファンドに長期積立投資が最強」
という本です。

総合評価

合計23点 A評価

やさしさ   ★★★☆☆ 3
短さ     ★★★☆☆ 3
面白さ    ★★★☆☆ 3
実践しやすさ ★★★★★ 5
黒字力    ★★★★★ 5
刺さり度   ★★★★☆ 4

・やさしさ
事実・データを用いた説明が多い本です。
スラスラと読める本ではありませんでした。
難解な本ではありませんが、ある程度は集中して読む必要がありました。

・短さ
全部で293ページあります。
スラスラと読める本では無いため、読むのに少し時間がかかりました。

面白さ
実用書に近い本のため、「面白い」というよりは「役に立つ」本です。

・実践しやすさ
この本に書かれている事を実践するのは簡単です。
手数料の安いインデックスファンドに長期積立投資をするだけです。
つまり、最初に積立投資の設定をして、あとは放置し続けるだけです。

・黒字力
この本は「実用性」という1点で評価すると、素晴らしい本です。
人間がやってしまいがちな、間違えたお金の運用方法を、データを用いて説明してくれます。

・刺さり度
ジワジワと胸に刺さる金言が色々書かれています。
読んだ感想としては、良い意味で「ありがたい説教」を受けた気分になれる本でした。

︎こんな人におすすめ

・働き始めたばかりの若い人
・株式投資をするのが怖い人
・個別株で負け続けている人

学びメモ

色々な学びがある本ですが、ここでは3つ紹介します。

・運用は「敗者のゲーム」になった
優秀なプロの投資会社同士が、巨大なコンピュータを駆使して戦っているのが現在の株式市場です。
そこに個人が単独で参加して勝つのは、かなり難しいと書かれています。
確かにその通りだと思います。

・債権投資のリスク
本書では債権をあまりお勧めしていません。
過去のデータを見ても、長期的な運用利回りが低く、インフレに弱いからです。

・人間は非合理的
本書では、「投資家が避けるべきリスク」として、以下を挙げています。

・むやみに頑張りすぎる
・リスクを回避しすぎる
・忍耐力の不足
・10年に1回以上、投資信託を入れ替える
・過大な借り入れ
・単純に楽観的
・プライドが高い
・感情的になる

読んでいて耳が痛くなりました。。

︎実践メモ

・個別株投資は程々に
本書では投資をスキーに例えて「自分に合ったレベルのコースで滑るべき」と述べています。
私は個別株投資をやっていますが、プロに勝てない事を自覚しながら、無理の無い金額でやろうと改めて思いました。

・債権への投資は控える
債権は無難な投資先のイメージを持っていましたが、本書を読んでイメージが少し変わりました。
今後の投資では、債権は投資の選択肢にあまり入らなくなると思います。

・アクティブファンドに投資しない
私は元々、アクティブファンドを投資しない派ですが、これからもしないと心が固まりました。

最後に

この本は「実用的」という意味では、素晴らしい本です。

結論は「インデックスファンドの積立投資を続ける」という簡単な事ですが、何十年もブレずにやり続ける事は並大抵の事ではありません。

「冷静かつ合理的に対処する事は、投資で成功するための最大の秘訣である」という文が書かれていましたが、この文章が投資のキーポイントだと思いました。

特に若い人ほど長期投資の効果があるので、若い人に読んでほしい本です。

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